神奈川行政書士政治連盟（以下、神政連）は、日本行政書士政治連盟（以下、日政連）の支部として神奈川県行政書士会（以下、本会）と連携して行政書士制度の充実・発展を図り行政の円滑な推進に寄与すると共に国民の福祉に貢献するために必要な政治活動を行うことを目的とする団体です。

私たち行政書士は、行政書士という職業を選択し入会したからには一人一人が業務を誠実に行い、市民から「利用しやすい制度である」と喜ばれると同時に「たよれる街の法律家」として信頼される存在を目指しています。そのためには、行政書士の社会的地位の向上、職域の拡大、業務遂行上必要な法改正の実現、市民や行政書士にとって不利益である法の立法化を阻止することは重要な活動です。けれども、それは個人で達成することが困難であるため、神政連は、全会員の総力を結集して組織力を強大化し、各政党の議員と連携を図ることにより実現させるという役割を担っています。

日本行政書士会連合会（以下、日行連）は、行政書士法によって設立されており、日行連が政治活動をすることは政治活動関係法令に抵触するおそれがあるのでできません。本会も同様に政治活動をすることができません。そこで、行政書士制度の充実・発展のために必要な政治活動を行うためには、政治活動ができる組織が必要不可欠です。神政連は、日政連の支部として合法に政治活動ができる団体です。

　神政連は行政書士制度の充実・発展のために日本行政書士政治連盟及び神奈川行政書士会と十分な連携を取りつつ、精力的に政治活動を展開してまいります。
　今年度は、令和3年9月のデジタル庁創設により、国や地方行政のIT化やDXの推進とそれに伴う規制改革の流れが本格化する重要な一年となります。当連盟としてもその趣旨と意義について周知広報してまいります。また、我々の業務に関わる改正法の施行も続き、行政書士は法律実務家として新制度に精通することで国民の期待に応えていかなければなりません。それには、我々の側に認められてしかるべき資質や要件が備わっているかを絶えず検証しながら自己研磨を怠ることなく、行政書士制度の権益擁護と社会的・経済的地位向上のための政治活動を強力に推進することが重要であると考えます。

具体的な活動方針

• （１）機能的な組織運営
• （２）会員に対する情報の発信及び未加入者への広報活動と入会の促進
• （３）神奈川県行政書士会との連携及び情報の共有
• （４）神奈川県・政令市に対する予算要望への参画と政策の提言
• （５）各党議連・議員懇話会との連携の強化
• （６）本年度実施される各種選挙への積極支援
• （７）国会・県議会・市町村議会各議員への行政書士制度と取扱い業務の周知・広報
• （８）政治連盟主催による勉強会並びに議員等との意見交換会の開催企画
• （９）日本行政書士政治連盟との連携

• 相続における諸問題において所有者不明の土地問題、空き家問題等に対し行政書士の知見を活かせる仕組み作りを目指して活動を継続して取り組んでまいります。
• 行政手続きのデジタル化にあたって、行政書士による代理手続きが明確化できるシステム構築等の提言を含め、我々の制度の拡大・拡充と権益擁護に対する活動に取り組んでまいります。
• 災害時の罹災証明の在り方について、様式の統一と他士業との連携の在り方について提言を継続してまいります。
• これら当連盟の活動の成果は、等しく会員個々が受けることになることを会員の皆様にご理解いただき更なるご支援を得られるよう引き続き努力してまいります